【教師の毎日】初任者の着任からの1週間(小学校)

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平成28年度4月から小学校の先生になった初任者(2年生担任)の、赴任してからの1週間。分からないことばかりでトラブルもたくさんありましたが、なんとか乗り越えました。

子どもに会うまで

始業式までは、学校全体の職員会議で1年間の計画や校務分掌について話し合ったり、学年の話し合い、入学式の準備がありました。
分掌は、国語・情報機器管理・机、椅子の管理の担当になりました。国語担当は、夏休みの読書感想文の出展、新年の書き初め大会をします。他の仕事はこれから覚えていきたいです。

学年では前年度の子どもたちの情報共有をしたり、子どもの名前や特徴を覚えました。学級開きの準備や掲示物を作ったりもしました。

入学式の準備は体育館や1年生の教室を整えますが、それよりも私は式当日の進行を頭に入れることが大変でした。新2年は入学式で1年生への出し物があるため、式の途中で入場します。だから、いつ教室を出発して、どのタイミングで体育館に入るのか、など覚えることがたくさんありました。

先生初日

担任発表

校庭で担任発表がありました。「2年2組S先生」 と私の名前が呼ばれ、子どもたちの前に立ちました。「これからこの子たちの先生としての生活が始まるんだ」と思い、不思議な気持ちになりました。
始業式が終わると、そのまま校庭でクラス写真撮影がありました。その順番を待っている間にさっそくけんかが起こりました。前の学年の先生からの引き継ぎで「こういう時はこうしましょう」という対応は聞いていたので、その通りに対応しましたが、全然伝わりませんでした。写真の順番が来ましたが、私がけんかの対応をしているので、他の子は待っています。申し訳ないと思いつつ、でもトラブルは放っておけないという思いで、とても困りました。「どうしたらいいのだろう」と考えていたら、他の先生が来てくださり、けんかの対応をしてくれ、私は全体を動かして写真撮影に行くことができました。こんな初めからトラブルが起こり驚きました。

入学式のスタンバイ

校庭から教室に入ると簡単に挨拶や書類配布をしました。その日は入学式があったので、しっかりした挨拶は翌日に行いました。配布物は、子どもの名前が覚えられるように、1人1人を呼名して渡していきました。

事務的なことを簡単に済ませて、すぐに入学式の準備に移りました。新2年は入学式で1年生への出し物があるため、教室で待機して式の途中から参加します。出し物は1年生の時に練習をしていました。私は出番が来るまで子どもたちと教室待機をしていましたが、待っている間にけんかが3件ありました。ここでもうまく対応できず、サポートの先生が気づいて対応してくださいました。本番は予定より早く体育館に着いてしまって焦りましたが、発表はとてもうまくできました。放課後に先生方から「トラブルは日常茶飯事だから」と言われ、これからがんばろうと思いました。

2日目(木曜日)

この日は前日に出来なかった自己紹介と質問タイムをして、お互いを知る時間をつくりました。他には、学年指導で2年生の約束を確認したり、新しい教科書配布などを行いました。

給食指導もありましたが、いただきますの時間や歯ブラシ指導など学校のルールをしっかり把握しておらず、てんやわんやでした。
学級ルールは子どもたちと考えていきたいと思っていたので、「1年生の時にしっかりできていたって1年生の先生が言ってたから見せてほしいな」と伝えて、こちらからルールの提示はしませんでした。

3日目(金曜日)

3日目は、クラスのルールづくりを中心に考えました。
2年生になってから数日間の生活を振り返って、1年生の時にできていたはずのルールの確認を行い、今のクラスに必要なルールを話し合いました。
授業は2クラス合同体育がありましたが、さっそく伝達ミスをしました。場所が体育館だと思って行ったら、実は校庭でした。朝の打ち合わせで言われた「今日の朝会が体育館」と間違えてしまったのだと思います。子どもに伝えることがたくさんあるので、1つ1つをメモして確認することの大切さを感じました。

土曜日に1週間を振り返る

土曜日は学校に行かず1週間を振り返りました。課題はたくさんありますが、主に話し方について2つです。

子どもたちと関わって感じたのは「自分の話が伝わっていない」ということです。教育実習では高学年が担当だったのですが、同じように話をしても2年生は伝わりません。「どのように話をすれば伝わるのか」という想定が甘かったと思うので、そこを変えていきたいです。

2つ目は、丁寧に説明することについてです。2年生の担任ということで、物事を噛みくだいて分かりやすく説明をしようと心がけました。しかし、丁寧に説明しようとすればするほど、こちらの言葉が増えます。そうなると話が長くなり、子どもたちは聞けなくなります。丁寧な説明をするには、言葉を増やすのではなく、いかに端的に伝えられるか、言葉を選んでいかないといけないと思いました。
以上の話し方について、来週の課題として取り組んでいきたいです。

1週間を終えて

ぐだぐだどころではなかった1週間でした。「これを超えると学級崩壊」という状態があると思うのですが、「それと比べて自分の学級が今どんな状態にあるのか」というのが分からず、このままで大丈夫なのかという不安があります。毎日、先生方にクラスの様子を相談しましたが「これからだから大丈夫。焦らずいきましょう。」と言ってくださります。これから、 周りの先生方と協力して、焦らず、少しずつ子どもたちと一緒に成長していきたいです。

(記事内容は2016年4月10日時点のものです)

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