採用試験対策を進める上で大切な5つのこと

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過去問分析で、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を決めよう

採用試験対策の勉強は、最初に何をしましたか?」合格したと先輩に聞くと、ほとんどの場合、答えは「過去問分析」。教職教養に専門教養、さらには一般教養に論作文に面接と、採用試験は出題方式も出題範囲も実に幅広い。だから、過去問の傾向をきちんと把握して「出るところ」「出ないところ」を見極めて、「やるべきこと」「やらなくていいこと」を決めよう。間違っても、参考書や問題集を買って、1ページ目から最後まで順序良くやっていく….というのはあまりにも非効率なのでNG。採用試験対策では、出題頻度の高い分野に絞って、「選択と集中」をすることが必須です。

to DOを具体化して書き出して、学習の計画を立てよう

過去問分析で、「やるべきこと」がある程度明確になったら、次にはそれを必ず計画に落とすこと。また、その際に重要なのが、計画は教育実習やボランティア、学校の授業やテストなど、他の予定もきちんと踏まえたうえで立てることだ。

これらを踏まえて採用試験までの計画を立てようとすると、その時点で思っているほどには余裕がないことがわかり、勉強にもいっそう熱が入ったという先輩は少なくありません。

計画は、「基礎を固める時期」「弱点や苦手を中心に問題演習を重ねる時期」「総仕上げの時期」の3つにざっくりと分けて(長期)、それぞれの時期でやるべきことを明確にする。それを1カ月単位にし(中期)、さらには1週間~1日の単位にまで落としていきましょう(短期)。すなわち、「長期」「中期」「短期」の順で、計画を具体化していくわえです。ちなみに計画を最初に「短期」まできちんと決めていたという人は皆無です。合格した人の多くは、皆、最初に大体「中期」くらいまでの見通しを立て、その1カ月をどう過ごすかという「短期」の計画は、月の初めや週の初めに立てていました。

早めに全体を把握し、不安感をなくそう

まずは一度、全体像をつかむ。これは、上記で紹介している内容にも言えることですね。教職教養などでは、「まだ一度も学習したことのない内容」があると、どうしても不安になります。ですから、学習の初期の段階では、1つ1つをきちんと学習していくことよりも、半分程度の理解でも構わないので、まずは一度(出題される)全範囲を学習すること。それで全体像が把握できてから、次に1つ1つを細かく学習していけばよいのです。合格者した先輩の多くは「とりあえず最初は、1回全体に目を通しました」「一度でもやっておくと不安がなくなって、別のことをやっていても、『今はこれをやっていて大丈夫』と思えました」と語っていました。

ちなみにこれは、論文や面接などにも言えること。本格的な対策は先でもよいかもしれませんが、不安を解消するためには、早いうちに過去問分析をしたり、週に1度程度でもよいので、論文や面接の対策になることを始めておくことをオススメします!

学習の進捗・今の自分の状況を常にチェックしよう

計画を立てたら、必ず、学習が計画通りに進んでいるかのチェックを行いましょう。計画は、あくまでも計画にすぎません。いろいろな予定が入って、思ったほど時間がとれないことはよくあることですし、思ったほど学習が順調に進まなかったり、もっとやっておくべきだと感じた内容があったり、「苦手」や「弱点」について勉強をある程度進める中でわかっきたりします。そうした結果、学習が当初の計画通りにいかなくなるのですが、そのこと自体は全く問題ありません。重要なのは、それに気づけるようにすることと、気づいたら常に計画を見直して、ゴールまでの見通しをいつも持っておくことです。

また、とりわけ重要なのが、客観的な実力の把握。「このままでOK」なのか、「もっと頑張らないと合格は難しい」なのか。これについては、模試や添削の活用が大切になってきます。

常に「効率的なやり方」を追求しよう

「どのような学習法をしていたのですか?」と聞くと、「自分のやり方」をきちんと語ってくれる先輩がほとんど。合格者は、それほど学習法が明確になっていたということなのでしょう。確かに、学習法にはその人ならではのこだわりが満載。社会人ならなおさら、学生であっても、学習のためのまとまった時間を毎日数時間、きちんととるのは意外と難しいもの。効率的な学習のために、学習法を見つけること自体を楽しめるといいですね。

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