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学級だよりはこう書く!~たった20分で効率的に仕上げるコツ~(桜田恵美子先生)

1 はじめに

学級だよりは、日々の児童の成長を書き留める日記でもあり、学校での児童の様子を保護者に伝える重要なツールです。

毎日または毎週書く学級だよりを、負担なく効率的に仕上げるには?子どもや保護者が喜ぶような充実した内容に仕上げるには?

本記事では、元小学校教師で、現在絵本の力を広めるNPO法人で活動をしていらっしゃる桜田先生の、学級だよりを書くコツをご紹介していきます。

毎日、手書きで書く

手書きの方が、パソコンで打つよりも温かみがあり、なおかつ凝りすぎないですみます。また、題字や小見出し(「明日は修学旅行!!」など)を太い筆ペンで書くと、簡単なのにインパクトが出て、スペースも程よく埋まるのでオススメです。

パソコンと違って手書きだといつでもどこでも書くことができます。(給食を食べ終わったちょっとした時間、休み時間、朝のすき間時間など)サッと書けるように、太めの筆ペンと、コンタクトケースに入れた墨汁をいつも携帯していました。

子どもの作品を載せる

学級だよりを作る手間と時間を省くためには、学級だよりを作る手間と時間を省くためには、子どもに書いてもらうことが一番です。授業中に手のひらサイズの紙を配り、完成次第先生に渡してもらうようにすれば、それを原本に貼るだけで簡単に学級だよりが完成します。

載せるもの

  • 授業でやったこと・行事の感想…特に国語の教材に関する皆の感想を載せた学級だよりは、次の日の授業中にも意見交換・議論のきっかけとして活躍。例:国語で扱った『海のいのち』に対する感想。運動会の振り返り。
  • 行事へのいきごみ…例:明日の運動会にむけて。卒業が間近に迫って思うこと。
  • ひとこと日記…例:今日あったできごと・最近考えていること。その日の日直に、「今日のひとこと名言」を書いてもらうことも。名言は、好きな名言でも、児童自身が考えだしたものでもよい。

保護者の立場になった内容を心がける

子どもをもつ親の立場になって「子どもの何を知りたいか」を考えてみると、書きやすくなります。子どもの学校での様子がよく伝わるような情報を載せます。

  • 表彰…縮小コピーした賞状の中に、児童の名前を書き、原本に貼り付けて完成。例:読書1万ページ達成したで賞。プレゼン大賞。忘れ物ゼロ賞。連続満点賞。
  • テスト中の様子…試験監督をするついでに、児童の試験最中の頑張っている様子を全員分軽くメモしておく。例:❍❍君、頭を抱えて真剣に悩んでいます。❍❍さん、ほ~っと一段落。今目が合いましたね。
  • 行事・イベント毎の様子や取り組み…例:七夕の日には、学級だよりに笹と児童の人数分の短冊の絵を描いて、それぞれに一人ひとりの願い事を書き入れる。運動会に、どの子がどの競技に出るかを書く。等
  • 今、授業で扱っている学習内容…例:社会は江戸時代、国語は『ごんぎつね』、算数は2桁の掛け算を、という風に各教科ごとに扱っている内容を簡単に表にして書く。
  • 親から子どもたちへのメッセージ…参観日の感想、行事の感想など、保護者の方に紙を渡して、「子どもたちにメッセージを書いてください」とお願いする。紙の端に「学級だよりに掲載してもよろしいですか? はい・いいえ(どちらかに❍をつけて下さい))」と載せ、掲載許可があったものだけ学級だよりに貼る。
  • 授業参観日の資料…授業で扱う内容もわかるように教科書のコピーやまとめを貼ったり、子どもの座席表なども載せる。

1年間の終わりに、冊子をつくる

児童に、1年間の軌跡として様々な資料をとっておかせます。授業中に渡した賞状や遠足のチケット、修学旅行のしおり、運動会のプログラム、日記、音楽で歌った楽譜などもなるべくとっておくように言います。おすすめの保管場所は、机の中のお道具箱のふたの中です。

こうして溜めていき、1年間の最後に、白紙ページに貼っていき最後にまとめて製本します。冊子の分厚さも児童によって違い、性格が出ます。

2 編集後記

桜田先生の学級だよりは、子どもたちの書いたさまざまな文字で溢れ、個性が出ていてとてもおもしろいものでした。私が特に感銘を受けたのは、学級だよりが「先生・子・親」の立派な交流の場になっているということです。子どもの書いたユニークな近況を親が読み、親の書いた温かいメッセージを子が読む。また先生の、児童たちへの熱い想いも載っている。児童とその保護者が、学級だよりを読むことを毎日楽しみにしている様子が浮かびます。先生の想いのこもった学級だよりは、数年・十数年先もその児童の宝物となっていることでしょう。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 磯辺菜々)

3 実践者プロフィール

桜田恵美子(さくらだえみこ)先生
2012年3月まで9年間小学校教諭。
2012年4月~2013年3月まで大阪市西区靭本町での絵本専門店『さくら文庫』の店主として、新品と中古の「絵本販売」や、絵本イベントを開催。
2013年4月よりNPO法人さくら文庫代表(2013年3月25日 設立)として、「絵本のチカラを広げる事業」を柱に活動。絵本を使った授業をしていたことなどから「学校の先生方をサポートする事業」も立ち上げ、先生のためのコミュニティスペース『ゆるふわ』を運営。
各地で先生や保護者に絵本のチカラを広げる講演活動をしている。
NPO法人さくら文庫 http://www.sakurabunko.com/
先生のためのコミュニティスペース『ゆるふわ』http://ameblo.jp/yurufu-wa

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