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教員の心得1(含:新学期準備)~新規採用教職員研修資料

本記事は、高岡昌司先生の作成された「新規採用教員用の研修資料」を掲載させていただいております。

資料はパワーポイントで作成されており、↓下記よりダウンロード可能です。

添付ファイル

※ブラウザのバージョンによってはダウンロードしなくても↑クリックで直接閲覧できます。

1 教職の道へ 踏み出すにあたり ~これだけはおさえておきたいポイント~

新規採用教職員研修
津山市教育委員会 指導主査 高岡 昌司

教育の格言

凡庸な教師はただしゃべる

少しましな教師は理解させようと説明する

優れた教師は自らやってみせる

偉大な教師は生徒の心に火をつける
(ウィリアム・アーサー・ワード)

教育とは・・・

 流水に文字を書くような果てない業である。

 だが,それを巌壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ。        (森 信三)

今求められる教員像とは

高い倫理性と人間的魅力のある教員

「魅力あるとは」

「先生と呼ばれるために必要なこと」

「先生としてやってはならないこと」

確かな指導力のある教員

「教科指導や、専門性を高めるために」

「怒ることと叱ることの違いとは」

社会人としての資質の備わった教員

「社会人として通用する資質、能力とは」

「社会人として知っておくべきマナーとは」

社会人のマナー心得  ~尊敬される教職員になるための基本中の基本~

明るく丁寧なあいさつを!

  • いつでも、誰にでも、笑顔で、聞こえる声で
  • 相手の方向を向き、相手の顔(目)を見て声をかける
  • お辞儀はあいさつの末尾あたりまで頭を下げて

聞く姿勢を正しましょう!(傾聴の心で)

  • 相手の顔(目)を見て、話を聞き、返答する
  • 腕や足を組んだり、ポケットに手を入れたりする、ながらはNG。
  • 話を途中で遮らず、質問は後から。

物の受け渡し方に気持ちを!

  • 書類は両手で受け渡す。上下、裏表、使い勝手等、相手から見て正面となるように。無言で渡さず、「お願いします」等の言葉を添える。
  • 来客時は椅子から立ち上がって、接遇する。

電話応対の基本マナーABC~ケーススタディ

改めた方が良いところは?

(電話のベルが鳴っている)5コール目で受話器をとった。

A教諭 「もしもし。○○小学校です。」

B保護者「校長先生は、いらっしゃいますか。」

A教諭 「校長先生は、ただいま外出されていて、4時頃戻られる予定です。」

B保護者「わかりました。改めて電話します。」

A教諭 「わかりました。失礼します。」(ガチャ)

応対の参考例

(電話のベルが鳴っている)5コール目で受話器をとった。 ← できれば3コールまででとる。

A教諭 「もしもし。○○小学校です。」←「お待たせいたしました」
← もしもしは×。個人ではない。名前も伝える。

B保護者「校長先生は、いらっしゃいますか。」

A教諭 「校長先生は、ただいま外出されていて、4時頃戻られる予定です。」
← 外部者に対して、校内の者へ敬語は使用しない。

B保護者「わかりました。改めて電話します。」
← 相手の名前や要点を伺い、復唱すること。

A教諭 「わかりました。失礼します。」(ガチャ)
← 相手が電話を切るのを待って、静かに置く。

相手が見えない電話は、応対者の言葉づかいや取次の仕方が学校のすべての印象を決める。学校の窓口としての十分な気遣いや配慮を心がけたい。

年度初めの事前準備

1 新学期までの学級準備等

(1)帳簿類の確認と作成

  • 指導要録
  • 健康診断表
  • 歯の検査表
  • 児童名簿   
  • 出席簿
  • 児童連絡網作成
  • 児童生徒ゴム印
  • 保健調査票 
  • 学級会計簿作成

(2)教室、昇降口等の環境整備

  • ロッカー、靴箱の記名
  • 机、いすの確認(数、高さ等) 
  • 壁面の掲示(教室、廊下)
  • テスト、副読本、教材等の購入計画(学年共同、学級単位等)

2 年度当初の指導

(1)学習   

  • 教科書、指導書の確認
  • 年間指導計画、指導内容の確認
  • 週案の記入

(2)1日の生活の流れをイメージする   

  • 登校後
  • 業前活動
  • 朝の会
  • 休み時間
  • 給食
  • 昼休み
  • 清掃
  • 帰りの会 

(3)その他   

  • 係活動
  • 当番活動
  • 代表委員
  • 学級園
  • 給食当番
  • 生活班
  • 日記
  • 連絡帳
  • 個人ロッカーの使い方
  • 学習のきまり
  • 学年積立
  • 学年・学級だより
  • 座席の決定(身長、視力、グループを考慮)

子どもとの出会いの演出を!

(1)子どもの顔と名前を覚える

  1. 座席と子どもの名前を一致させる。  
  2. 子どもの情報整理(特別支援・健康面・知能・学力・家庭環境等)

(2)出会いの言葉を考える

  1. 自己紹介と質問を受け付ける
  2. クラスに望むことと指導方針

(3)学校の生活のしくみ・ルール

  1. 朝から下校までの1日の生活の具体的な動きをイメージして、学級のしくみ・ルールを決める  
  2. 日直の仕事とその順番を決める  
  3. 当番活動と係活動を区別する (動かし方を具体的にイメージ)

(4)授業の準備(最初の1週間で惹きつける指導を)

  1. 初日から授業を行う
  2. 授業びらきに工夫を

年度初めのチェックシート

児童・生徒の確認

  • 学級名簿
  • 児童生徒氏名印
  • 名前、誕生日、兄弟姉妹
  • 自宅(住所)
  • 近所の友達
  • 前学年の情報
  • 健康・身体の配慮

書類・事務関係

  • 出席簿、健康観察簿
  • 家庭調査票
  • 保健調査票
  • 健康診断表(身体・歯)
  • 集金袋
  • 指導要録
  • 教科書・副読本・教材

教室環境

  • 教室の掃除
  • 机の数、高さの調整
  • 掃除道具
  • 黒板、小黒板、定規
  • ロッカー、下駄箱
  • 給食台、AV機器
  • ベランダ、廊下

始業式前日のチェックシート

伝える確認

  • 子どもの名前を覚える
  • 出迎えのメッセージ
  • 自己紹介の内容
  • 始業式のタイムテーブル
  • 連絡帳の内容
  • 学校・学年の共通事項

学級のシステムづくり

  • 日直の仕事と順番
  • 朝・帰りの会の内容
  • 給食当番の内容、運営
  • 掃除当番の内容、運営
  • 宿題の内容、提出方法
  • 授業中のルール

配布物等

  • 学年・学級通信
  • 初日の配布物
  • 教科書・副読本

新採用教職員に望むこと!

≪その1 元気・やる気・本気が教育のエネルギー!≫

○笑顔と情熱が子どものエネルギーとなる。「夢にときめけ、明日にきらめけ!」常に子どものそばで笑ってすごす!本気のアプローチが、子どもの心をつかむ。

≪その2 研修を積み、学び続ける教師であれ!≫

○教育公務員特例法第21条「教師は研究と修養に努めなければならない。」
 研究・・・子どもを教育するために 修養・・・自分自身の人格を磨き高めるために

○まずは、「はい、やります」の返事から。謙虚に!素直に!誠実に!

○教育は人なり 子どもは教師が言うようにはしないが、するようにはする。教師の人となりと行動が子どもを感化する!

≪その3 学習指導要領に基づいて授業を組む習慣を!≫

○「学習指導要領」は教師にとって必読書。ブレのない指導力形成への第一歩。

○ 一方的な教え込み指導、教師がべらべらとしゃべる授業では、今求められる「生きる力」は育たない。先輩からアドバイスをもらう。研究授業が力をつける場。

≪その4 記録を残す。本を読む、足を運ぶ。今こそすべきこと! ≫

○ 経験・実践は意図的に積んでこそ力になる。記録をつける、書くことで自分自身を振り返る。客観的に分析する目を養う。板書をデジカメで記録、本を読む、足を運ぶ、自分が動くことで見えてくる。何でもチャンレンジ、失敗か学びのチャンス。

新採用からの3年間が教師としての基礎(土台)を決める!

ここを意識して、授業してみよう!

子どものモデルは教師!

<行動>
 いきいき笑顔、きびきび動作

<口調>
 明るいトーン、張りのある声

<言葉>
 あたたかく、はきはきしたしゃべり
 優しい眼差し

子どもを育てる意識!

<認める・誉める>

短く、大量に、テンポよく!

すごい、いいね、なるほど、さすが、その通り、やるな、やっぱり、来たね、よっしゃあ他

<要求する>

奮起の言葉もタイミング!それだけ、10個は無理か、去年はもっと・・・、先生が期待しすぎた・・・他

動きをつけてメリハリを!

<立つー座るー移動>は素早く!!

場面を捉えて、子どもを動かす!

☆「静かにしなさい」と言わずに、静かにさせる。

例「全員起立。一緒に読みます。」「呼ばれたら返事、ぱっと立つ。」「この列起立。前の人から発表します。」

教師の意識で、授業中の雰囲気はガラっと変わる

授業のポイントチェックシート

☆POINT1  授業のテンポが悪い!
⇒ 理由をチェック!  

  • だらだらと教師がしゃべりすぎる → 要点を短く。同じことを繰り返さない意識を!  
  • 教師の言葉や動きにメリハリがない → 声の抑揚、話すスピード、身振り手振りを取り入れる  
  • 「聞く」「話す」「書く」「考える」活動がごちゃごちゃしている  → 活動のねらいは? 今、やるべきことは何?  

※一度、立ち止まって考えよう。  

  • 45分間の中に無駄な時間が多い → 限られた時間という意識を!

   
(例えば,こんなところに目を向けてみては)

○とりかかり(動き)のスピードをアップする

  • 班になる 
  • ノートに書く 
  • 立ち方座り方 
  • 列指名や順番指名でテンポよく        
  • 挙手はピン 
  • 返事は短く「はい」 
  • 立つスピード 
  • 目線や反応、うなずき

○発問や資料提示の工夫

  • 簡単な問題はテンポアップ 
  • 資料提示(隠しながら)

☆POINT2  授業の核(柱)が曖昧!
⇒ 理由をチェック! 

  • でたとこ勝負で授業を進めている → 本時でやるべきことをキーワードで書き出す。  
  • 主発問と補助発問の区別がない  → 学習の中心内容と関連内容を整理(構造化)しておく。  
  • 本時で押さえるべき内容が曖昧  → 今日は何がわかればいいのか?  
  • 教材研究が不足している     → 本時は学習指導要領のどこの部分に位置づくのか?    

(例えば,こんなところに目を向けてみては)

○本時の「めあて」と「まとめ」を子どもの言葉で書いてみる。

☆POINT3  教師が教えたいこと、やりたいことだけで突っ走る!
⇒ 理由をチェック!

  • 自分がしゃべったことで,教えたつもりになっていないか   
  • 一部の子とのやりとりから,すべての子が理解したと思っていないか  
  • 指導案の計画通りに、とにかく進めようとしていないか? 子どもの反応は?

(例えば,こんなところに目を向けてみては)      

  • 発問後、すぐに答えを求めない 
  • 一人の子の考えを全体に広げる働きかけをする → A君の意見に、賛成?反対? なぜ、そう思う? 「同じです」で終わらない。

学級をみる視点☆子どもの言葉の使い方 ~ 7つのチェック ~

チェック日: (    )月(    )日(   )曜日 (   ) 校時 教科・領域(       )

 
□ ① 「はい」という返事を大きな声で言える
□ ② 「です。ます。」と最後まで話せる
□ ③ 相手に聞こえる声で最後まで話せる
□ ④ 相手の目を見て話したり、聞いたりできる
□ ⑤ 質問や確認の言葉を言える
□ ⑥ 訳を添えて自分の意見を言える
□ ⑦ 話型を場合に応じて、意識して使える

<気づいたこと、明日への手立て等自由メモ>

知っておきたい教育専門用語のあれやこれ  ~ まずは、自分で調べてみよう! ~

  • 学力の3要素
  • 生きる力
  • パワハラ
  • アカウンタビリティ
  • QU
  • コンプライアンス
  • 主幹教諭・指導教諭
  • 児童生徒の問題行動等調査
  • インクルージョン
  • 高機能自閉症
  • カウンセリングマインド 
  • モジュール学習
  • 児童虐待
  • 認知心理学
  • 発達の最近接領域 
  • 適応指導教室
  • 学習指導要領
  • キャリア教育
  • 食育
  • メタ認知
  • 授業リフレクション
  • カリキュラムマネジメント
  • 学校評価  
  • 割れ窓理論
  • 習熟度別指導
  • 共同学習(協働学習)
  • 学校評議員制度
  • アセスメントテスト
  • ポートフォリオ評価
  • 表現力
  • ソーシャルスキル 
  • 学びの文脈
  • PDCAサイクル
  • ハザードマップ
  • PISA型読解力
  • ハインリッヒの法則
  • ダブルスタンダード
  • プラスのストローク
  • 内発的動機づけ
  • ルーブリック
  • クリティカルシンキング
  • 除去食
  • 道徳教育推進教師
  • 小1プロブレム、中1ギャップ
  • 教科書と副読本 
  • 言語活動の充実
  • 262法則
  • 通知表と指導要録
  • 忘却曲線

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